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1 京都天橋立大会
2 伊勢神宮研修会
3 アビハイル師セミナー
4 2010年総会研究発表
5
新会長就任あいさつ
6 いかにして始まり、続いてきたのか
7
2008年一つ物祭り大会報告
8 機関誌(創刊号)
9
機関誌(大会10年の歩み)
10 日本のイスラエル
11 会則役員
12 会員募集(お申込)
13 掲示板(声)
14 研修センターはどんなところにあるの?
15 研習(研いで習う)会内容
16 雲の柱
17 同祖論関連の本
18 TAPE/CD/MP3リスト表と申込書
19 イスラエルと日本の類似
20 伝道切り口一考
21 音声メッセージ
22 English Version
23 リンク
          
 

               □畠田 秀生著作案内

 
・・新会長就任あいさつ: 
                  
        2009年5月


    田舎暮らしのすすめ
                         聖書と日本フォーラム 会長 
           聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師
                                    畠田 秀生


 
研修センターは、国立公園伊勢志摩に位置している。それも夕陽が描き出す島影に落ちる黄昏は、一日の最後に打ち上げられる花火というにふさわしい。
雲が真上にあり夕日が沈むあたりが晴れていると、雲が赤く染まり、反映して英虞湾が真っ赤になる。


 志摩半島に取り囲まれるように英虞湾に突き出ているところが登茂山。ちょうど口の中が英虞湾と想像してほしい。舌の先端が登茂山公園なのである。
センターに向かうため260号線を右に曲がるところが舌の付け根のところ、走り続けること四キロ、舌の先っちょ、民家がまばらになって一番奥にあるのが我らのセンター、そこからは公園である。


 隣といっても300m離れているが、ナイター設備の野球場、そのすぐ隣にプール、子供広場にはジャングルジム、野外音楽堂、道路を渡れば芝生広場、テニスコート、森に囲まれた広大な野外活動センターでは宿泊施設もあり、キャンプも楽しめる。
すべて徒歩五分以内のところに点在しているが、民家は全くない。反対側にある民家は150mのところにあって、2008年の夏にコーヒーショップをオープンした。その隣の細道を下がったところに大阪から田舎生活を望んだご主人がペンションをやっている。
そこを少し下ったところに画家のSさん、奥さんは彫刻家、その坂を少し降りた海辺に名古屋から昨年移り住んだヨットマンTさんがいる。
皆さんとは親しく声をかけあい、家庭菜園の情報を交換するまでになっている。


 我らのセンターがいちばん近いところにあるのだが、郵政省が郵便業務民営化する直前に絢爛豪華なホテルを森の中に完成させた。
温泉(塩湯)、国際会議場、ログハウスロッジ数棟、7階建てホテル建設費130億円、温水プール、ジャグジーアクア健康施設、プラネタリューム、森の散歩道数ヶ所130億円、総工費260億円という巨大健康ランドがセンター2階から夕日が沈む下方向に見える。
私たちが見下ろしていることになるのであるが、今は近鉄アクアヴィラと名義変更されている。


 私畠田と家内がふたりで移り住んで五年が過ぎた。家内が昨年4月から体調を崩したために第九回研修会後はお休み状態だが、近いうちに定期的再開する予定を今組んでいる。理事の神谷氏と共に案を練っているところだ。
将来の日本伝道のベースとなるような訓練聖書学校を夢みて準備中というところ。 
 さて、そのビジョンを具体的に記してみたい。賛同される方たちの祈りと支援がこの夢を実現させると信じて簡単に記す。


学びの科目 

 A.日本歴史と日本史上に活躍
した人物、そして日本の文化、日本宗教と聖書(イスラエル預言)との関わり。
 
 B.聖書の霊的学びと宣教

 学びに来る人たちは、そのコースが発表されるたびごとに募集していただき、参加する。
コース期間は、最低2日〜3日、そして一週間程度がまず目標となるだろうが2010年は最低のラインで企画している。

そのコースに参加そして協力する人たちなのであるが、理想的な形としては、この登茂山センター付近に住居を構えてくださる人によって支えられながら学び伝道する。
学びだけに参加するといういわゆる生徒形式はもちろんのこと、このコースを実際に立案し、学び、教え、共に祈り合うためにセンター近くで生活をする人々によって構築していく。

その生活のための布石はこの五年の間に整えた。いわゆる田舎暮らしなのである。参加者は1年、2年だけでももちろんかまわない。まったく家族ごと引っ越して永住し、宣教活動のために献身してくださる人が出てくることはもっとすばらしいし、寂しさを感じている会長を大いに励ましてくれること間違いない。         
                              
 現在自給自足の田舎生活の
 食料としては、主食の米作り
 は実際に進行中である。
 2007年に荒れ地であった
 耕作地の木株を取り除き、
 野焼きをし、耕したのが
 3反。
 昨年は7反に増やし、現在
 2009年は1丁になった。
 「里山を愛する会」と
 名づけているが人手不足で 
 悩んでいる。      
 近所の土地百坪を自由に使ってくださいという申し出もあり、野菜を栽培できる良好の土地もある。
 
 自分の仕事を終え、主のために今までとは違った伝道を目指して立ち上がろうとしている人生経験豊かな多くのクリスチャンがいるはずである。
そのような人々がこの登茂山センターにやってきて、自らも60の手習いのつもりで、聖書はもちろんのこと、日本と日本人を学ぶ。
自らの経験を生かしながら小さな伝道活動センターを与えられた才能を発揮し構築し、みのり豊かな活動拠点となると同時に、休養と栄養補給のところとなるよう目指したい。

 私は北海道の「べてるの家」を模範にしたい。私の頭も体力も限界にきている。指導力も判断力も劣り始めている。だからこそこの登茂山は発展するのだと期待している。
今まで事務局長としてなんとかこなしてきたという自負などは正直なところない。
「べてるの家」の早坂潔さんは、ちょっとした刺激や、何か不安なことがあれば、突進発作をおこしたり、テーブルをひっくりかえしたりする障害をかかえている。それをみんなが助け合い、工夫し合ったおかげで、今は昆布売りで大成功しているという。

 「弱いからこそいい」「不十分だからこそ赦し合いがある」を実践したいし、そうでなければ私は、会長としての任務をこなしていけないと思っている。

 ここは空が美しい。星が近い。
 そして天の川がくっきりと見える。
 土を踏みしめて生活ができる。
 緑が美しい。太陽とともに起き上
 がり、夕日とともに食卓に着く。
 海の幸が新鮮、食卓の野菜が
 自分の庭でこの手が育てたトマト、
 いんげん、大根・・・・というのは、
 神の恵みそのものであると信じて
 疑わない。そして空気がおいしい。

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会長 畠田 秀生 著書の紹介


   ●「古代ユダヤから21世紀の日本へ」 文芸社刊 1600円   1999年初版

日本の霊的覚醒のために

     キリスト者として書いた伝道にはげむ著者が、日本の伝統、風習、そして神道のルーツに迫り、聖書の光を見る


   ●「井の中の蛙大海へ」 プレイズ出版  1500円      2008年出版


 ――若き1年の跳躍――

     若い日に海を越えた魂の葛藤、人生の黎明期のうめき

     「俺には、彼のように命を捧げて成し遂げるようなものはない。」

     2010年アメリカで英語版8月に出版「From the Well to the Sea

                                                         Tate Publishing Ltd.,


     「翻弄の海からの脱出」 マルコーシュ・パブリケーション刊 1700円 

 2009年出版


 ――井の中の蛙大海へ――下巻

     律法主義の中で福音の恵みを握りしめていく過程を描いた魂の渾身の書。

     キリスト者が陥りやすい教会主義とも言うべき束縛から自由を勝ち取るために、難しいことをわかりやすく書いた書


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