純ちゃんにお世話になった長男がもう社会人です。介護士として粘り強くお年寄りと接しているようです。信じられますか? きっと純ちゃんの懐が深く、心優しい人柄の影響を受けている気がしてなりません。そう言えば、なかなか結婚しようとしないのも、幼い頃から純ちゃんを見ていて、女性に対するボーダーが高くなり過ぎたとしか思えません。
かわいくて、純で、おねえさん気質で・・・
(;´Д`) いるのか?まだいるのか?俺に割り当てがくるぐらいまだ残ってるのか?
これって「電車男」デシタっけ。きっとそんな感じなのでしょう。
何度か我が家の家族旅行やキャンプに付き合ってくれて、いつだったか、ほら、甲子園で、松井が全打席敬遠でバットを振れなかった年だったかな、キャンプの帰り、食事に立ち寄った喫茶店で久しぶりに新聞を読んだとき、中上健次逝去の見出しが飛び込んできました。すかさず純ちゃんに知らせたところ、
「えーっ!?」
と、絶句しましたっけ。こんな時に中上健次を共通の話題として語り合える人が傍にいる間のよさを幸運と思いつつ、あまりの衝撃に逆に黙り込んで何も語れなかったことを思い出します。
間口が広く、奥行きの深い引き出しをいくつも持っていて、決してひけらかさず、泰然と構える訳でなく、自然体でそこにいるのが、純ちゃん。あなたを表現するキーワードがあるとすれば、
「へ〜っ、そうなのぉ(ニュアンス、分かるよなっ)」
疑問文でなく、否定文でもなく、好奇心いっぱいで、「いいこと聞いちゃったぁ」とばかり次の言葉を促がし、誘う。優しくて、まことに聞き上手、取材の達人でした。
かといって、問われれば泉のごとく知識が言葉となってがあふれ、押し付けず、さらに相手の思考を膨らませると云った芸風は、あなたならではのものでした。
それはメンバーの一人一人に語り継がれています。年度末で何かと慌しい皆さんが気軽に集合してくれたのにも驚きです。10年も音沙汰なかったのに、です。これも純ちゃんの人柄ですね。あなたが遠くへ行っちゃうという寂しさが3分の1ほど埋まった気がします。
かわいくて、純で、おねえさん気質で…、(;´Д`) いるのか? まだいるのか?
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