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1 いかにして始まり、続いてきたのか
2 機関誌(創刊号)
3 機関誌(大会10年の歩み)
4 日本のイスラエル
5 会則役員
6 会員募集(お申込)
7 掲示板(声)
8 研修センターはどんなところにあるの?
9 雲の柱
10 同祖論関連の本
11 TAPE/CD/MP3リスト表と申込書
12 イスラエルと日本の類似
           

英虞湾のSUNSET

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2007年6月号


雲 の 柱

 開拓した荒地休耕田が今や稲の苗が整列して美しい。
その一角にヤーコンの苗を植えた。
雑草対策マルチをした。農道を通って帰宅する途中にある田んぼに生まれて初めてこの手で作った米の飯を期待する思い入れがある。
そのところに赤頭鷺が飛んでくるので、近所の叔父さんがカメラを構えて待っていた

▲田んぼの土は水はけも悪くヤーコンにはダメだから私の庭を使いなさい。
その庭を見て驚いた。完璧な砂地である。
ジャガイモに最適な土は、ヤーコンにも最適。
早速3日後に鍬をふるって畝を作り、60本の種を植えた。
左上の100本のヤーコン畑の畝作りには、4人が3週間かかったのが、その叔父さんの庭で同じ畝を作るには私1人で1時間で完了。
おまけに種植まで終えてしまった

▲日本文化の土壌に福音の種を蒔くには、日本の田んぼにヤーコンの種を蒔くのに似ている。
種を植えても根づかないので、苗を育てて植えつけているが、親切な人の砂地には、苗など育てないでいい。
そのまんま種を植え付けた。誰だか知らないが、日本の田んぼに種を蒔くだけでいいと言った輩がいた。
 


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2007年7月号



雲 の 柱

 日本自身回復は日本自信回復につながる。
李登輝台湾前総統「台湾の主張」(PHP研究所)から引用する。
「私にいわせれば、日本人はあまりに自信を喪失して、こうした世界でもまれな条件を生かせなくなっている。
冷静に回りを見回し、自分たちを見直すべきだろう。
アジアの国々もそのことを望んでいるし、世界もまた同じ思いなのである。」

▲日本人は自信を失う教育を戦後受けてきた。
が、物質的な祝福は自他とも認めている。
この物質的な祝福は、精神的財産があるゆえんなのだ。
例えば親孝行心があるから、母の凝っている肩をもむ。
いい機械を作るために、根気よく、情熱をもって取り組む。
道を極めるなどの姿勢は、見えない部分の霊的な力そのものであろう

▲人のためになることは、とりもなおさず自分のためという図式は、日本人がもつ財産。
勤勉をないがしろにする風潮は、国を滅ぼす。
自信を失わせる教育(自虐史観、左翼的思想)は、1人1人だけでなく社会、国を骨抜きにする。
偽りの謙遜と軟弱な精神とはおさばらしたいもの。
力と愛と慎みを尊び、自信をもてば鬼に金棒と思う。


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2007年9月号


雲 の 柱

 
 8月22日の夜、雷が落ちた。
水曜日はこの研修センターで聖書の学びと祈りのために集っている。
私はユダヤ国家建国の根源が日本と日本人によるところがあると話していた。
日露戦争の捕虜であった建国のシオニスト、トランペルドールは敵国の日本軍の態度に感激、言った。
「小さな国日本が、大国ロシアを相手に勝ったのは、規律正しく、勤勉で、愛国心が強く、私利私欲を捨てて公に生きている。」
「新しく生まれるユダヤ国家は、日本のようでなくてはならない。」

▲ユダヤ国家誕生のために、ホーリネス教団中田重冶とその仲間たちは祈った。
第2次大戦中、樋口季一郎、杉原千畝は数万のユダヤ人を救った

▲世界中がユダヤ人に冷酷であった時、日本だけがなぜ聖書の国イスラエルの回復に原点から関係していたのか

▲話を終えた時「ビシッ」と鋭利な音響と共に電気が消えた。
目の前が突然真っ暗になった。
両隣の家を確かめたが電気がついている。
このセンターを雷が直撃したのだ。
私たちは、ローソクの明かりの中、目を閉じて、この日本の国、そして神の国でのボーンアゲインを感謝した。

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2007年10月号


               雲 の 柱

 国立公園伊勢志摩の登茂山に住んで丸3年が過ぎた。
田舎暮らしがはじまって家内が一番不便を感じている。
運転ができないので足がない。バスが運行されていない。
自由にスーパーに行けない不便さを普通の奥さんなら耐えられないだろう。
オンデマンドバスが高知の四万十市で導入され注目を浴び、現在34自治体がこのシステムで運行中。
電話やパソコンで予約を受けて、走っている。ここでもやってほしい。

▼私はこの2日で満67才になる。肉体の衰えは日々実感する。
鍬を振るったら3時間がんばれた3年前が夢のようだ。
パソコンを3時間たたき続けられたのが今は1時間で音をあげる。
気力は衰えていないが、体力がいうことを効かなくなり、オンデマンド人材システムを切望中というところ。

▼運転できなくなり始めている体を助けてほしいと祈りの電話、天へのパソコン通信をかけている。
まだこの田舎にはそのシステムが導入されていないのかも

▼耐えられないような試練に神は合わされないが、信じて待ち望む人に、逃れる道を備えてくださることを今日も信じる。

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2007年11月号


              雲 の 柱

 時間と場所が人を捕らえている。これはどうもしようがない。
大東亜戦争の時代に日本という場所にいた人の心の動きを今の21世紀の自分たちが云々することこそお門違いのような気がする。
幸田露伴のことばに教えられた。
「鎌倉時代の人は、おのずから鎌倉時代の言語・風俗・習慣をもち、思想・感情を共有する。
奈良時代の人は、否応なしに奈良時代の言語・風俗・習慣と思想・感情をもつことになる。」と

▼個々の特性、遺伝、育てられ方によって個性が出るのは当然。
しかし、その時代のもつ大いなるうねりに否応なしに染まるのは避けられない

▼だから今の平和な環境にいる者が戦争時の特攻の青年の行動や沖縄での集団自決を云々するのはどこかでねじれているような気がする

▼キリスト者は教会という場所と世という場所にも生存するわけだが、その2つの場所で生きているという意識にメスを入れるのが聖霊さまではないのか。
この場合の教会はあなたや私が通っている教会という意味ではない。
「エクレシア」世界で1つの教会という意識の必要性大なりである

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2008年2月号

雲 の 柱

 新年早々ひとりの牧師に会った。
「今年はやります。出かけます。」
力強いことばの裏に昨年の妻を亡くした悲しみがあったので、そのことばに痛く感動した。
スリッパを運動靴に履き替えてよきサマリヤ人になるには、それなりの心構えが要る

▼決断、それなりの覚悟をして今年を始める。しかし邪魔者が入る。それの繰り返しが人生かもしれない

▼邪魔と言えば迷惑メールがある。それも海外からが多い。06年上半期で72%。07年同期で94%に、携帯電話あては2%が48%になった。
私のメールのほとんどが迷惑だ。開こうとも思わないが邪魔者であることにはちがいない。
多いのは中国発信で、06年のデータでは約65%だとか。文面は日本語で国内の業者が中国のPCを利用して送信している。
国内で初めてのウイルスを流していた青年が逮捕された

▼世界的に約75%のメールが迷惑メール。ネットワークにかかる負担はものすごい。
この世に満ちている迷惑に、影響を受けないとしたら、それこそ神業が必要だ。敵は内にある。我らのネットワークは、愛で結ぶ帯が要る

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2008年4月号

雲 の 柱

 霊が新生した故郷というものが1人1人のクリスチャンにはあると思う。
その場所がその人のエルサレムだ。
イエスの伝道で回心した弟子たちの故郷は文字通りエルサレムだった。
私のエルサレムはニュージーランド

▼K牧師はアメリカ、フランス人のP先生は日本だ。2月半頃からニュージーランドの教会で育った仲間に会ってきた。
バンドール兄弟とは28年ぶりの再開。奥さんもちゃんと覚えていてくれた。南島のキンベルに住む。家が10軒しかない村の画家である。
彼とは45年前からの知り合いでその時はお互い独身。
彼の村のすぐ近くにテカポ湖という真っ青の水をたたえた湖がある。彼の絵はその湖のように景色の美を全面に出している

▼回心以後わが人生45年の絵は、彼の絵のような美を人に見せていたかと自問。
オークランドの建築設計士ミラー氏にも会った。
同じく45年の親交をもつ友人だが、彼の回心後の人格を形成した温和な人柄の秘訣は、「5万回の主にある決断」から来たものだと彼は語っていた。
彼と妻ジャンとの夫婦美は彼のキャンバスに描かれた造形美だ。

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