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ご挨拶

1昨年の町長の交替に際して助役職を辞し1年を余すこととなりました。一期四年の助役職ではありましたが、自分なりに大変充実した時を過ごさせていただきました。

町づくりへの情熱がなくなったわけでもなく、まだまだ課題や問題が山積する中で不本意ながら辞任し、役場の若返りをも果たせなかったことに身の不徳を恥じております。

顧みますに、奉職以来40年間に及ぶ役場生活を送ってきた中で、町民の皆様や関係各位に一方ならぬお世話になったことが思い起こされ、今はただ感謝の念で一杯です。この感謝の念を忘れず、これからも皆様と共に、町を愛する気持ちを持ちつづけて行きたいと思っておりますので、変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。

                                                 H13.12

私の思い

いまや21世紀を歩み始め、社会は大きな変革を求めてきております。国際化、高齢化、それに加えて不況下のもとで、何かにつけて大変難しい時代とはいえますが、これはいつでも言われてきたことであり、今日に限ったものではありません。その時代時代にふさわしい町づくりというものがあり、将来に責任を持って前進的に着実に積み重ねていけばよいと思います。。

浜島町は、先人の偉業によって小さいながらも町としての発展を遂げ、よくも悪しくも早くから都市化されてきました。しかし、モータリジェーションの発達によって過疎化の波が急速に押し寄せてきております。政府もいろいろと方策を講じてきておりますが、東京1局集中は止まるところか加速するばかりです。これらは構造的な問題であり、浜島町だけの問題ではないはずです。

しかし問題は、国を始めとして財政の硬直化が将来に暗い影を落としていることです。これらを引き伸ばすために柴原町政は、県でも模範的な健全財政運営に努めてきました。これは将来何があろうとも、たとえ町村合併があっても、その時に一寒村と侮られないようにしておくためと私は理解しております。おかげで借金もあるがそれに匹敵する基金を持つことが出来ました。

このことがいかに重要であるかは、先でわかってくると思います。一例として、将来合併された場合でも浜島小学校の建設は、学区としての意思の確立が余儀なくなります。そのときに大きな負担か、規模の縮小かを問われることになります。私は小さな負担で立派なものを孫子のために作りたい。その資金は今のうちに準備しておかなければならないものと思ってきました。また柴原町長は、地域公民館など合併以後は出来がたいものを良い時に作ってきたと思います。

柴原町政は、我慢に我慢を重ねながら、将来の合併をも視野に入れてその時代要請に対処してきました。

私は浜島町の財政圧迫の一大要因である人件費の削減と、組織の活性化が懸案事項の一つでした。職員に無理を強い行政効率を上げることが最大の使命でした。退職者の不補充、臨時職員の活用などで穴埋めをし、可能な限り役職員の若返りに努めてきました。辞めたとたん、多くの職員募集のチラシに接し、いったい自分は何を職員に強要してきたのか自責の念にかられると同時に、将来の町の姿が危ぶまれてなりません。

合併すれば、財政や職員問題は霧散すると言う人もおりますが決してそうではない。無責任運営は合併市が被らずに、永い目で見たときに元町村に帰すると考えなければならないと思います。

また現在、浜島町は自主財源を得るために、陸上磯なるものを計画しておりますが私は反対です。

確かに、町も金儲けをしていこうと言う姿勢は必要ですが、バブルのときにこれに踊った市町村が、すべてと言ってよいほどそのツケを後で払わされております。爆発的に儲かるものなら、民間に任せるべきで公共の仕事ではありません。私はもっと堅実に町政を担当して欲しいと思います。

町は何をやるべきかが重大ではありますが、やらないことの見極めもそれ以上に大切であります。特に後年度負担を要するものについては、充分に検討をしていただきたいと思います。

今後もこの場を借りて自分の思うところを伝えていきます。皆様のご意見も伺いたいと思います。

 

 

 

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