筋肉マッサージとは? |
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筋肉マッサージとは筋肉の痛みに対する治療法です。
筋肉マッサージは、手で行ういくつかの治療法を科学的に統合して開発されました。
これは急性、慢性の痛みに効果があります。 最近の研究では、ほとんどの痛みの原因は筋肉にあ り、また筋肉病的な変化がさまざまな症状や 機能障害の第一の原因であると考えられています。 それらは、治療せずにほおっておけば、二次的に関節や椎間板、その他の部分に退行変性をおこすでしょう。 一般的な頭痛、首や腰のコリと痛み、五十肩、テニス肘、膝の痛みのような症状の多くは、その原因が筋肉にあるために、 今までの治療法では治らないことが推測されます。 筋肉マッサージは、このような症状をもった患者さんを治療するため治療法です。 |
治療の生理学的効果 |
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・ | ポリモーダル受容器(タイプV,W神経線維)を刺激する。 |
・ | 治療した局所における神経ペプチド放出−神経性炎症反応の始まり。 |
・ | 神経性炎症が血管とリンパの流れを促進−浮腫の減少と組織の治癒を促進する。 |
・ | エンドルフィンなどの内因性化学物質による鎮痛作用を促通する。 |
・ | 関連のある筋連結への広範囲な治療。 |
治療直後の効果 |
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・ | オピオイド(内因性麻薬類似物質の総称)による鎮痛 |
・ | わずかな"ふらつき"と"ボー"とした感じ |
・ | 赤くどんよりした目 |
・ | 非常にリラックスし、眠そうなゆっくりした動き |
・ | ハイな気分になる |
・ | 皮膚の発赤、筋肉の腫脹 |
・ | 関節の可動性と、筋肉の柔軟性の増加 |
・ | 体が"ポカポカ"する |
治療後しばらくして起きる変化 |
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・ | 遅発性の筋痛(押したりした時だけ痛く、その筋肉を使っても痛くはない) |
・ | 慢性の痛みは、急性の痛みへ |
・ | 皮膚が敏感になる |
・ | 内出血(特に慢性化した筋肉の問題がある時) |
治療の目標 |
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・ | 筋浮腫、筋スパズムと筋硬結の減少 |
・ | ポリモーダル受容器の感作の減少 |
・ | 筋肉の機能を元に戻し、痛みを無くす |
・ | 筋肉の柔軟性と、痛みを伴わない関節の可動性の増大 |
・ | 血管およびリンパ循環の改善 |
・ | 免疫機能の向上 |
治療の間隔 |
全身治療 | 約90分〜120分 | |||
4〜5週間に1回 | ||||
様子を見て6〜8週間に1回 | ||||
半身治療 | 約60分 | |||
1週間〜1ケ月に1回 | ||||
部分治療 | 約45分 | |||
1〜2週間に1〜2回がベストだと思います。 | ||||
部分治療 | 約30分 | |||
1週間に1〜2回がベストだと思います。 | ||||
※ただし、個人差があるのでその都度相談してください。 | ||||
※急に調子が悪くなったり、痛みが強い時はその都度来院して頂くか相談してください。 |