指導者の方へ 3−D
授業のウォーミングアップとしての練習

基本的には毎回の授業で1問づつウォーミングアップとして最初の10分以内で行います。手順は以下のようにするといいでしょう。

1.指導者だけで3回発音 (生徒はしっかりと聞くだけ)

2.指導者に続いて生徒も3回発音 (ここまでで指導者はその単語を6回発音したことになります)

3.生徒は思いつく限りその発音になるつづりを想像して書いてみる (1〜2分)

4.書いたつづりを発表してもらい、すべて板書する

5.同じ発音になるつづりをマークする

6.正解のつづりと意味を発表し、最後にもう一度、つづりを見ながら指導者に続いて発音する

問題となる単語は中学校の教科書に出てこないもののほうが楽しいでしょう。この活動は答えを知っているかどうかがポイントではありません。つづりと発音について考えることがもっとも大切です。そのつもりで単語を準備するといいでしょう。

ここで問題となるのはの部分です。同じ発音になると思われるつづりを指摘できなくてはなりません。だいたいわかるものですが、時には指導者が困惑する可能性もあります。そういうときは後で調べればすむことですので、英語らしいつづりをどんどんとほめてあげましょう。一文字も該当文字がない答えを書く生徒はまずいません。いいところをほめてあげることが大切です。このサイトの「その他のつづり」にあるような特徴的なつづりのパターンを指導者が知っておくことは大切です。

また、もし時間に余裕があるようでしたら、その単語の意味を英語で説明して生徒に考えさせるといいでしょう。指導者にとってもわかりやすい英語を話す練習になります。

適切と思われる問題の一覧と、同じ発音を作り出すグループを簡単にまとめたエクセルシートを作成してあります。単語は約90語を難易度順に並べてあります。ここに掲載すると生徒が問題を作成する楽しみを奪ってしまう可能性があるので、希望される方はメールで問い合わせてください。その際、お名前、勤務校・指導対象予定学年を教えていただけるとこちらもはげみになりますのでよろしくお願いします。