宇気比神社、例大祭
もとは八王寺社と言い、天照大神とご縁の深い五男三女の神々をお祀りしていたものですが、弁財天社、那都可志社、恵比須社、稲荷社などを統合して、浜島の心のよりどころと成っております。
ここの例大祭は2003年より、秋の取入れも終わった十月の第2土曜日となり、台風期を無事に過ごした喜びをぶちまける躍動の祭りです。
その日は町中が飾り付けられ、鎮守の森から祭り太鼓の音が流れ出すと、各番組から集まった子供神輿の勇ましい掛け声が、喜びの輪となって町中に広がっていきます。特に、参加のし易い土曜日となり、なお更の賑やかさが取り戻せそうです。
子供神輿が汐のように引き、若い衆の奉納する舟神輿が勇壮に町に繰り出し練り回る頃には、秋の日も西の空に傾き始め、電飾の光が一段と輝きを増します。その頃には、老いも若きも祭りに解け込み浜島に生まれた喜びに浸ります。