海女小屋、釜崎突提

 浜島大橋の下の道路を海岸添いにたどると、汐の匂いのこと更強いトタン葺きの小さな小屋が二棟目に付きます。

 伝統的な海女さんが、体を暖めたり、仕事の後の休息を取ったり、又、仕事の準備をしたりしているのが目に付く事もあります。今は海女のなり手も少なくなり、男海士に押されて高齢化の一方になっていますが、この前の浜を中心に海女の好漁場で、男顔負けの稼ぎを図る多くの海女の世界でした。

 釜崎突提は、災害を防止と国土保全のために築かれた物で、台風毎に不安を覚えていた町の人にとって、正に防波堤として、離岸提と共に生活の安全を支えています。

 この堤防の外は荒磯が続いており、磯付きの魚の釣り場として、多くの釣りファンが竿を垂れていることも多々あります。

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