つづりと発音の関係を知ることがどうして大切なのでしょう?
それは単語を覚える過程を考えると明らかになってきます。例えば、「ターミネーター」という映画があります。これは「終わらせる」という意味の単語「ターミネート」を変化させたものです。つづり、わかりますか?
ここまで読むと、ターミネート(ターミネィト)は「終わらせる」という意味なんだ、と理解できます。そしてその記憶は比較的長くとどまるでしょう。でもつづりはピンときません。つまり大部分の場合、単語を覚えるというのは
発音 意味 つづり
の順番で優先的に覚えることになります。
発音と意味はつながりが強いのでこんな会話はよくあることです。
A: 「生徒」って 英語でなんて言うんだったっけ?
B: student だよ。
A: あっ、そうか。つづりは?
B: S T U D E N T だよ。
でもこんな会話に出会ったことはまだありません。
A: そういえばさ、S T U D E N T ってどういう意味だったっけ?
B: S T U D E N T は・・・ 「生徒」のことだよ。
A: ふーん。で、どうやって読むの?
B: student だよ。
つづりだけを先に覚えてしまうなんてことは通常ありえません。それは大変むずかしいことでもあります。上の青色部分が示すように、もしも発音とつづりを覚えてしまうことができたら、それらの間にはさまれている意味はおまけのようについてくることが多くあります。だからつづりと発音の学習をすることが大切なのです。
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