伯母べた山 投稿者:ゼンマイ時計
投稿日:2004/02/18(Wed) 12:15 No.76 |
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平成元年に出版された「浜島町史」という本がありますね。 私がこの本の存在を初めて知ったのは実は数年前のことで、私はこの本を鵜方のアリーナにある図書館の郷土史に関する本棚のなかで見つけました。 いや驚かされました。立派な本ですよ。伊勢志摩の隣町の人たちには申しわけないですが、私自身はいっしょに本棚に並んでいた各市町村の編集されたおなじような郷土史の本のなかでも優れモノだなと思いました。ちょっと浜島を身びいきしすぎたでしょうか。しかし、別冊として「浜島の昔と今百景」という過去の浜島の姿を写したとても興味深い写真集もあって、私自身は、浜島町民必読の書!だと言いたいくらいの本です。 先にあやまっておくと、浜島町民必読の書なんて言ってますが、ほんとのところは、私自身、本の全ページを読んではいなくて、なんせ分厚い本で、また歴史に関しての本ですから古文なんかも出てくるので、なかなか読みづらい部分もあります。 しかし、しかし、噛めば噛む程に味の出てくるスルメのような本であることに間違いはありません。保証します。
前書きに「浜島町が、五か村合併百周年・町制七十周年という画期的な年を目の前にし……」とあるように、あの当時に町史を編さん・出版する意義も充分にあったと思います。史誌の編さんが企画されてから完成まで三年の歳月を費やしたとのことですが、郷土の先達というか、先輩たちの御努力・御尽力に頭の下がる想いです。とにかく、その本の存在を知らない人や、まだ本を読んだことのない人に、一度、手に取って目を通してみてほしい本ですねえ。 「温故知新……、浜島の先人たちが困難を乗り越えて、浜島を築きあげてきた歴史、その足跡が町民の心の拠りどころとなり、町おこしの指針となる」 またまた引用させてもらいましたが、その通りじゃないでしょうか。
ところで伯母べた山ですが、浜島町史に拠ると「南張の『おばべた山』は浜島町内では数少ない仮名書きの地名である。」とあります。 しかし、私はこのことで一言居士さんの「伯母べた山」の表記が間違いではないかと指摘しているのでは決してありません。それどころか、一言居士さんがホームページに「伯母べた山遊歩道」と明記してくれていることを逆に喜んでいます。 なぜならば、あの場所は、おばべた山(あるいは伯母べた山)であって、「なごみの丘」ではないと考えているからです。 なごみの丘にくらべれば、おばべた山はダサイ、田舎くさい名前ですが、私は「おばべた山」の地名が好きです。 |
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Re:
伯母べた山 一言居士 - 2004/02/19(Thu) 17:19
No.77 |
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浜島町史は判りやすい記述に努められているので、読み物としても親しんで行けるのではないでしょうか。 未来を切り開くためには、過去を知ると言うことが大事ですね。 「温故知新」もそうですし、「賢者は歴史から学び、愚者は失敗に学ぶ。」と言う古くからの言葉もあります。 しかしまた、「歴史から学ぶことは、政府も民衆も歴史から学んでないと言うことだ。」と言う皮肉もあるそうです。 「やってみなわからん。」と言うのがこれらの類いに入るのだと思います。
伯母べた山遊歩道、ご指摘ありがとうございます。ろくにチェックもしてないので小さなミス、大きなミスを見つけていただいています。 確かに町史では仮名書きとなっていますが、私のつたない記憶の中では片仮名書きのような気もします。どちらにしても、私の表記は間違っているので直しておきます。
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Re:
伯母べた山 ゼンマイ時計 - 2004/02/20(Fri)
02:19 No.78 |
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私は、「伯母べた山」の表記を、一言居士さんのミスなどと、そんなおおげさには考えていなかったのですが……、私が言いたかったことは、祖先から受け継がれてきたその土地固有の地名を大切に守っていきたい、ただそれだけのことでした。 私は、つまり一言居士さんのサイトのファンなのです。 浜島町はこれからどうなっていくのか……、不安な気持ちになってっしまうことがあります。私のようなものが心配しても仕方ないことですが……。 「浜島町はなくなりませんので……」掲示板を読んでいて見つけた一言居士さんの言葉には勇気づけられるものがありました。それに触発されてカキコミもしたのですが……。 むずかしい。何が正しくて、何が間違っているのか? 分からないことばかりです。浜島の人たちは、いまの浜島の状況をどう思っているんだろうか? 浜島にとって有益なことは何も書けませんが、またたまにカキコミをやるつもりなのでよろしくお願いします。 |
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Re:
伯母べた山 一言居士 - 2004/02/20(Fri) 21:40
No.79 |
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いやはやご懸念を抱かせてしまったようで恐縮です。 独断と偏見でつづる頑固親父にお付き合いいただいております事、感謝いたします。 自分たちの町への思いを伝えるために、市井の片隅から論評していきたいと考えております。 正しいかどうかは歴史が証明してくれると思いますので、自分流儀を貫いていきたいと思っております。 どしどしご意見を賜ればありがたいことです。 | |